実質実効為替レートとは、物価調整後の実効為替レートのことです。輸出競争力はそれぞれの国のインフレ率によって影響を受けるため、一般に用いられる名目の為替レートを自国と主要な貿易相手国とのインフレ率格差で調整した実質為替レートを求め、輸出ウェイトを各年毎に更新する連鎖指数方式で算出したものです。実際の国際競争力の推移などを見る場合に用います。たとえば、円・ドルの実質為替レートを計算するには、円・ドルレート(名目)に米国の物価指数と日本の物価指数の比をかけて計算します。物価指数には各国のPPI(生産者物価指数)や卸売物価指数(WPI、わが国はCGPI:企業物価指数)、消費者物価指数(CPI)などが用いられます。実質為替レートを、全輸出額に占めるそれぞれの貿易相手国への輸出額の比率で加重平均し、基準時点を100とした指数として計算したのが、実質実効為替レートです。日本銀行が試算した円の実質実効為替レート(月中平均、1973年3月=100)は、2008年11月現在、117.2円となっています。

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